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火星探査車のパラシュートやバックシェル等の残骸

火星の地面に散乱する残骸を捉えたこの画像は、NASAの火星ヘリコプター「Ingenuity(インジェニュイティ)」によって現地時間2022年4月19日に撮影されました。

この画像の左に写っているのは、NASAの火星探査車「Perseverance(パーセベランス、パーシビアランス)」とIngenuityが着陸直前まで格納されていたバックシェルと呼ばれるもの。右上には大気圏突入時に機体を減速させたパラシュートが写っています。

火星探査車「Perseverance」とは?

火星探査車「Perseverance」は、パーサビアランス、パーシビアランスとも呼ばれ、NASAのマーズ2020ミッションの一環として、火星のジェゼロクレーターを探査するためのマーズ・ローバー(火星探査車)である。ジェット推進研究所によって製造され、2020年7月30日11時50分 (UTC) に打ち上げられ、火星への着陸に成功しています。

7つの新しい科学機器を搭載し、合計19台のカメラと2つのマイクを搭載しています。

Perseveranceは「火星に微生物が存在した痕跡」を様々な科学装置で調査しています。

Perseveranceは、離れた場所から科学データを測定できる機器を搭載しています。

ズーム機能を持つカメラ「Mastcam-Z」やレーザーを使用し岩を砕いて、発生した蒸気から岩の組成を調べる「SuperCam」、地下の地理的特徴を調べる「RIMFAX」などの科学機器を使用し探査を行っています。

火星に生命の痕跡が見つかる可能性がある場所に着陸

Perseveranceは、火星の北半球に位置している直径45kmの「ジェゼロ・クレーター」に着陸。

この場所は、約35億年以上前に水が流入し湖だったと考えられており、一部には三角州も形成されています。当時のジェゼロ・クレーターは、生命が生息できる環境だった可能性もあり、堆積物からは生命の痕跡が見つかるかもしれないという期待があります。

 火星の地理や気候に関する重要なデータを集めています。

皆様もご承知の通り火星は遠い昔、地球と非常に似ている惑星であったことが指摘されています。火星の表面にも液体の水が存在するなど共通の特徴を持っていました。

現在の火星は、地球の姿とは全く異なった惑星です。そのため、火星の地理や気候を研究することは「形成初期に似ていた地球と火星がなぜ変化したのか」という謎を解く手がかりになります。

Perseveranceが採取したサンプルが地球へ届けられるのは早くても2033年

Perseveranceが行う重要な探査の1つに、人類初となる火星のサンプルリターン計画があります。

この計画は、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と共同で実施します。

まず、Perseveranceが火星の土壌を掘り、サンプルを採取し、チューブ型をした保存容器に詰め込みます。容器は火星表面に落とされ、2026年頃打ち上げられるESAの探査車が回収を行います。その後小型ロケットにセットされ、火星軌道上の探査機に回収され、地球へ帰還する非常に難易度の高いミッションです。

アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は現在、火星表面で採取したサンプルを地球に持ち帰るための一連のミッションを共同で計画・実施しています。今まで人類が手にしてきた火星の岩石サンプルは隕石として火星から地球へ飛来したもの(火星隕石)に限られていましたが、この火星サンプルリターンミッションが成功すれば、人類は火星で直接採取されたサンプルを初めて手にすることになります。

NASAとESAによる火星サンプルリターンミッションは「火星でのサンプル採取」「サンプルの回収と打ち上げ」「サンプルを地球へ輸送」という三段構えのミッションで構成されています。