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火星のリアルな映像・音を狙う探査車「マーズ2020」

2020年07月に打ち上げを予定している NASAの火星探査車 「マーズ2020」は、地球外生命体の兆候を見つける絶好の機会になるかもしれない。

NASAの科学者らは「今回のミッションが、太古の生命の痕跡を探すだけでなく、将来の有人探査に向けた地ならしになる」と話している。

マーズ2020着陸地に化石の可能性

2020年に打ち上げ予定の米国航空宇宙局(NASA)の火星探査ミッション「マーズ2020」は、地球外生命体の兆候を見つける、かつてない絶好の機会になるかもしれない。最近発表された2つの新たな研究論文によると、古代生命の痕跡の保存にしばしば関連する物質が、イェゼロ・クレーター(Jezero Crater)に存在する証拠が見つかったという。イェゼロ・クレーターは36億年前に流れていた川によって作られた化石化した三角州であり、マーズ2020探査機の着陸予定地となっている。これらの新たな発見により、約45キロメートル幅のクレーター内で、火星がまだ暖かく、地表が液体の水で満ちていた頃に生命体が存在した証拠が見つかるのではないかという期待が高まっている。

MIT Tech Review: 生命の痕跡見つかるか? マーズ2020着陸地に化石の可能性

マーズ2020 とは

マーズ2020(Mars 2020) は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) ジェット推進研究所(JPL)が進めている火星探査ミッションで用いる探査機の名称である。

マーズ・サイエンス・ラボラトリーの後継計画で探査に使用される火星探査車は既に実績のあるキュリオシティの構成要素を最大限に流用する事で新規開発に必要な時間と費用を極力抑える。着陸や運転には自動的に判断するアルゴリズムが搭載される予定。

観測機器は新たに開発したものを搭載する予定。Mars Helicopter Scout (MHS)という無人航空機を搭載する計画もある。

一部では新規性に乏しいという意見も散見されるものの、火星の大気から酸素を製造する実験等も予定されており、将来の火星への有人探査、滞在も視野に入れたミッションが予定される。

マーズ2020 – Wikipedia

ここがすごい!「マーズ2020」火星探査計画

「例えば、着陸のときに、今まではほぼ、当てずっぽうに降りてたんですよ。でも、今回は、降りながら地形認識をして、『あ、今危ないほうに向かってる』ってなったら、ロケットエンジンをふかして回避する技術があったりとか。それから、ぼくがやってる火星の自動走行アルゴリズムをアップデートするとか。今までは、なにかやりたいことがあっても、探査機の機械的な性能がボトルネックになっているのが多かったけども、だんだんソフトウェア、頭の良さを求めるようになっています。動物だって、最初はハードウェアを進化させてきたけども、人類が成功した革命って、ハードウェアからソフトウェアに焦点を移すことです。同じことが宇宙探査をするロボットにも起きるはずなんですよ」

そして、生命の探査のため企図する最大の目標とは──

「今、僕たちが、究極的にやりたいのは、火星の土のサンプルを持ち帰る、サンプルリターンなんです。マーズ2020では、そこまでは行かないんだけど、もしかしたら、そのための第一弾になれるんです。火星でサンプリングした岩を試験管に入れてまとめたものを、置いてくるんですよ。それで、もしも、NASAがその先のミッションにお金つけてくれれば、試験管を持って帰ってこれるかもしれない、と」

たしかに、火星の土壌の中に生命がいるかどうか知りたければ、直接、手元に試料をおいて研究するのが手っ取り早い。しかし、日本のはやぶさが小惑星から微量の標本を持ち帰ったのに比べて、火星のからのサンプルリターンは格段に難しい。実現すると、本当にすばらしい。

「ほんと、マーズ2020で、火星の30億年前の生命の痕跡ですとか、何かしらおもしろいものが出てきたら、これは興奮しますよね。それに、もしもね、さっき言ったNASAがその後のミッションを許してくれて、火星の土が地球に帰ってきたら、これはすごいことですよ。サイエンティフィックにもすごいことになるし、エンジニアリングとしてもすごい!」

第4回 ここがすごい!「マーズ2020」火星探査計画 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

火星のリアルな映像・音を狙う進化した探査車「マーズ2020」

キュリオシティは火星の「ゲールクレーター」と呼ばれるクレーターにかつては湖が存在していたことを発見するなど大きな成果を上げましたが、マーズ2020は「ジェゼロクレーター」に着陸し、岩石や土壌に隠されたはるか昔の生命の痕跡を捉えようとしています。このミッションを達成するため、キュリオシティとは異なるツールを備え、さらに進化した探査車となっているのです。全体としてはマーズ2020のほうがキュリオシティより約13センチメートル長く、127キログラム重くなっています。両探査車とも2.2メートルのアームを備えていますが、マーズ2020のほうが大きなドリルを持っており、これを使って岩石の中心部を採取します。カメラはキュリオシティの17台(一部は白黒)に比べ23台となり、ほとんどがカラー画像を撮影できる上に、「Mastcam-Z」というカメラはキュリオシティのカメラに比べてズーム機能が改良され、高解像度で撮影することができます。またマイクも2台搭載しており、火星に着陸する音、火星の風の音などを聞くことができる予定です。

火星のリアルな映像・音を狙う進化した探査車「マーズ2020」(sorae 宇宙へのポータルサイト) – Yahoo!ニュース