小惑星衝突に備えよ!NASA 核爆弾使用も選択肢

20世紀末、宇宙空間で人工衛星を修理中のスペースシャトル「アトランティス」との交信が、唐突に途絶える。直前の映像を解析した結果、流星雨(Meteor shower)の直撃を受けたと判明。この流星雨は地球の大気圏を突破して、アメリカ東海岸からフィンランドに至る範囲に降り注ぎ、ニューヨークなどの都市に壊滅的打撃を与えた。さらなる調査によって、これはテキサス州の大きさに匹敵する小惑星が小惑星帯(Asteroid belt)へ衝突したことに伴うもので、しかも問題の小惑星は約18日後に地球へ直撃し、地球環境に致命的打撃を与えバクテリアすら生き残らない死の惑星へ変えてしまうとも判明する。

NASA(アメリカ航空宇宙局)が立案した衝突を回避する唯一の手段は、小惑星の深部まで穴を掘り、内部で核爆弾を炸裂させて真っ二つに割り、軌道を変えるというものだった。この作戦を遂行するために「穴掘りのプロ」――すなわち石油採掘のスペシャリスト達が召集される。それは、大男のベアー、ギャンブル狂のチック、女狂いの天才ロックハウンド、大食漢のマックス、カウボーイ風の地質学者オスカー、ガールフレンドが2人いるフレディ、腕は立つが命令無視が多いA.J.、そして、彼らをまとめるハリーら、石油会社「スタンパー・オイル」の8人の社員たちである。そこに、ウィリアム・シャープ、ジェニファー・ワッツを始めとするNASAのクルー6人を加えた14人が計画に参加した。

NASAの計画は、新型スペースシャトル「フリーダム」「インディペンデンス」の2機を打ち上げ、途中ロシア宇宙庁の宇宙ステーション「ミール(Mir)」で液体酸素を補給、月の軌道で重力アシストを掛け、小惑星の後ろから接近するというものである。掘削用車両「アルマジロ」を用意し、ハリーたちはそれらを扱うための辛い訓練を乗り越えた後、チームを半分に分けて新型スペースシャトル2機に分乗し、小惑星へと向かうために飛び立った。

引用元「アルマゲドン (映画) – Wikipedia

実際に小惑星が地球へ落下すると人類滅亡の危機になるが、米政府はこのほど、地球に衝突する恐れがある小惑星や彗星(すいせい)など地球近傍天体(NEO)への対応方針をまとめた戦略行動計画を公表した。



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小惑星衝突に備えよ!=核爆弾使用も選択肢―米計画

【ワシントン時事】米政府はこのほど、地球に衝突する恐れがある小惑星や彗星(すいせい)など地球近傍天体(NEO)への対応方針をまとめた戦略行動計画を公表した。

航空宇宙局(NASA)などの探査能力向上に加え、衝突が差し迫った場合、核爆弾を使ってNEOの軌道変更や破壊を試みる研究にも言及している。

 計画は「衝突するNEOが極めて大型だったり、衝突までの時間が短かったりする場合、核爆弾が唯一の有効な選択肢かもしれない」と指摘。核以外に、宇宙空間で強い重力を発生させNEOの軌道を変える「重力トラクター」や、探査用の宇宙船をNEOに衝突させる方法を挙げ、予備的研究を進めると記した。

 その上で、そうした方法の有効性を確かめるため「危険性のないNEO」を用いた実験を提唱した。ただし「核爆発技術に関連する実験は、実際の核爆発を伴うものであってはならない」とも強調した。

 計画によると、2013年2月にロシア上空で爆発した隕石(いんせき)と同程度の直径20メートルないしそれ以上のNEOは、推定で約1000万個。落下するNEOの直径が1キロ超なら、地球規模で深刻な被害をもたらす危険がある。連邦緊急事態管理庁(FEMA)当局者は、米メディアに「可能性は低いが結果は重大で、ある程度の備えは必要だ」と語った。

引用元「小惑星衝突に備えよ! =核爆弾使用も選択肢―米計画(時事通信) – Yahoo!ニュース」 

潜在的に危険な小惑星

潜在的に危険な小惑星とは、地球近傍小惑星の中でも、特に地球に衝突する可能性が大きく、なおかつ衝突時に地球に与える影響が大きいと考えられる小惑星の分類である。英語名の”Potentially Hazardous Asteroid”の頭文字であるPHAが略称としてよく使われる。

総数

2012年9月20日現在、地球近傍天体9192個のうち、PHAは1331個登録されている。

これは、全てのPHAのうち20%から30%を占めていると考えられている[7]。つまり、まだほとんどのPHAは未発見である。軌道要素による分類では、アポロ群が1196個、アテン群が135個、アモール群が123個ある。また、軌道が確定し小惑星番号がつけられているのは352個ある。

そのほか、彗星・小惑星遷移天体は3個、その候補が3個、地球の準衛星が1個、その候補が1個、金星の準衛星が1個、アティラ群が5個、ダモクレス族が1個含まれている。

衝突のリスク

PHAは軌道が十分確定していないうちは衝突リスクが高く計算される傾向にあるため、しばしば話題に上る。アポフィスは、2029年に1.6%の確率で地球に衝突するかもしれないと、これまでで最高のトリノスケール4が付けられたことで話題となった。

そのほか、(89959) 2002 NT7、(143649) 2003 QQ47、2004 XP14、2007 VK184、(29075) 1950 DAなどが話題になったPHAである。また、PHAの中で最も直径が大きいと推定されているのは(53319) 1999 JM8の約7kmで、最もEMoidが小さいのは2004 TN1の約2000kmである。

軌道傾斜角が小さく離心率が大きいと、他の惑星の軌道を横断してそれらに衝突するリスクも発生する。例えば(35396) 1997 XF11は頻繁に金星から0.1AU以内まで接近する。

引用元「Wikipedia

巨大小惑星117年後に地球衝突もNASAの対策とは

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、直径500メートルを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は低いものの、衝突した場合の威力は、米国が現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしている。

NASAはベンヌが地球に接近する事態を想定して、衝突回避のための計画「HAMMER」の宇宙船コンセプトデザインを設計した。このHAMMERをベンヌに突っ込ませるか、核装置を使うかのいずれかの手段で、地球に向かうベンヌの軌道を変えさせることを期待する。

HAMMERはNASAの実際的なプログラムではない。目的は、こうした装置を設計する際の技術的課題について調べることにある。同様の取り組みは、1998年のSF映画「アルマゲドン」などでドラマ化された。

実際のところ、ベンヌが地球に衝突する確率は小さい。しかし、いつか同じような小惑星が地球に接近する可能性はある。

2013年にロシアのチェリャビンスク付近の上空で爆発した隕石(いんせき)は、直径20メートルほどと比較的小型だったが、相当の被害を引き起こした。放出したエネルギーは広島の原爆の約30倍に相当し、窓ガラスが吹き飛ぶなどして1500人が手当てを受けた。

6500万年前にユカタン半島を直撃した直径約16キロの隕石は、恐竜を絶滅させ、全長約150キロのクレーターを残した。

チェリャビンスクのような隕石はそれほど珍しくない。小さな隕石だったとしても相当の損害を発生させる可能性はあるが、幸運なことに、ほとんどの場合、影響は海上や無人地帯にとどまっている。それでももし、大都市の上空で発生すれば壊滅的な被害を生じさせかねず、大量の人命が失われる事態を防ぐためには人類が介入する必要がある。

小惑星は、予想される衝突の何年も前であれば、小さな力を加えるだけで、簡単に軌道を変えることができる。一方、直前に介入しようとすれば多大な威力が必要になり、衝突が避けられない事態にもなりかねない。

そうした事態を想定して、NASAは「惑星防衛調整局」を設置している。トップの肩書は「惑星防衛責任者(PDO)」。同局はHAMMERのような衝突回避策について研究するほか、地球に接近する恐れがある小惑星の軌道研究も担う。

同プログラムを通じてこれまでに発見された地球接近天体(NEO)は約1万8000個に上り、うち約1000個は直径1キロを超す極めて危険な天体に分類される。NEO研究プログラムは、さまざまな形で1970年代から存在してきた。

引用元「CNN.co.jp : 巨大小惑星、117年後に地球衝突も NASAの対策とは

「地球衝突!? 小惑星への対策は」

JAXA 宇宙科学研究所 准教授 吉川 真

「天体が地球に衝突する」と言いますと、映画の世界の話と思われる方も多いかと思います。最近では「君の名は。」というアニメーション映画がありますし、少し前では「ディープインパクト」とか「アルマゲドン」という映画もありました。これらの映画では、小惑星やすい星(ほうき星)が地球に衝突するという設定になっています。

このように映画の題材として取り上げられる天体の地球衝突ですが、実は、架空の話ではありません。実際に起こりうるものなのです。最近では、4年前の2013年に、ロシアのチェリャビンスク州に落ちた隕石があります。このときには、100キロメートル以上にわたって、建物の壁や窓ガラスが壊れ、1500人以上の人がけがをしました。落ちてきた隕石は20メートル程度の大きさと言われており、発生した衝撃波によって被害が広範囲にわたったわけです。さらに100年ほど前の1908年には、シベリアでツングースカ大爆発と呼ばれる出来事がありました。このときには、森林が約2000平方キロメートルにわたって被害を受けていますが、その原因は大きさが60メートルくらいの天体の衝突だと言われています。

地球の歴史、あるいは生命の歴史を見ると、今から6600万年くらい前に、恐竜をはじめとして多くの生物種が絶滅しましたが、その原因として最も注目されているものが天体の衝突です。大きさが10キロメートルくらいの天体が、メキシコのユカタン半島付近に衝突して、その後、地球の環境が変化しました。その変化した環境に適応できなかった生物が滅んだというわけです。

大きさが数十メートルくらいの天体でも地球に衝突すれば地域的には大きな被害を受けますし、大きな天体ですと人類絶滅につながるかもしれない・・・ということが1990年代から広く認識されるようになり、天体の地球衝突という問題に対応する活動が始まりました。これがスペースガードあるいはプラネタリー・ディフェンスと呼ばれる活動です。日本語に訳せば「地球防衛」となるかと思いますが、ここではスペースガードと呼ぶことにします。

スペースガードの活動で重要なことは、地球に衝突する可能性がある天体を発見して、その軌道を正確に把握することです。天体の軌道が正確に分かると、計算によってその天体が地球に衝突するかどうか、そしてもし衝突する場合には、いつどこに衝突するかが完全に予測できます。これは、何十年も先の日食や月食が正確に予報できるのと同じです。つまり、天体衝突による災害というものは、その天体さえ発見して軌道を推定しておけば、完全に予測可能な災害なのです。

地球に接近しうる天体のことをNEO(エヌ・イー・オー)、ニア・アース・オブジェクトと言います。日本語では、地球接近天体となります。具体的には小惑星とすい星(ほうき星)がありますが、1990年代から多くのNEOが発見されるようになりました。

引用元「「地球衝突!? 小惑星への対策は」(視点・論点) | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス

【ガチ悲報】NASA発表「2135年の小惑星ベンヌ地球衝突を阻止できないかも…」人類滅亡ほぼ確定!? 終末論法も証明!

全長487メートル、エンパイアステートビル大の小惑星「ベンヌ(Bennu)」。

現在、時速10万kmで太陽を周回しており、来世紀、地球に衝突する可能性が指摘されている。以前トカナでは、「もし、ベンヌが地球と衝突する可能性が高まってきた場合の対応策などは、まだまだこれからの課題になるであろうが、1910年にハレー彗星が接近した時に世界がパニックに陥った100年前とは、分析力も、科学的対応力も格段に上がっている」と、映画「アルマゲドン」のように小惑星の爆破、あるいは軌道変更によって地球衝突が避けられると期待を語ったが、どうやらそう簡単にはいかないようだ。

■ベンヌの地球衝突は避けられない!?

意識高い系ニュース「Big Think」(16日付)によると、Lawrence Livemore National LaboratoyとNASAは、地球との衝突軌道に入った小惑星にロケットをぶつけて軌道を変更する計画「HAMMER(緊急対応用超高速小惑星緩和ミッション)」を立てているが、ベンヌサイズの巨大小惑星に対しては全くの無力だというのだ。

代替案として、人工衛星を小惑星近傍に送り込み、その重力により軌道を変更するというプランもあるそうだが、これもベンヌほど巨大な小惑星には効果がないという。

ベンヌの軌道を変更することができるほぼ唯一の方法は、核弾頭をベンヌに打ち込むことだ。しかし、放射能を帯びた小惑星の破片が地球に降り注ぐ可能性が高いため、推奨できるプランではないという。

万策尽き、ベンヌが地球に衝突すると仮定すると、その衝撃は高性能爆薬の30億トン分の爆発力、広島に投下された原爆の200倍に匹敵すると言われている。世界規模の大惨事は免れないだろう。

■数学的にも人類は22世紀で滅亡する運命だった!

ちなみに人類は22世紀頃までに滅亡することを数学的に証明した「終末論法(doomsday argument)」という議論がある。西暦2000年付近に生きている私たちは、人類が発生してから滅亡するまでの総人数のうち例外的に初期のメンバーである可能性は低い。

たとえば、人類発生から人類滅亡まで合計で100人の人間がいたと仮定しよう。その時、この私が最初の5人の誰かとして生まれるよりも、それ以外の95人のどれかにあたる可能性の方が圧倒的に高い(95%の確率)。ところで、ここ50年間で人類の総数は約2倍に膨れ上がっている。

もし人類が今後数十万年も繁栄するとしたら、21世紀初頭に生きる私たちは全人類のうちで例外的に早い順番(先ほどの例だと最初の5人)に含まれることになるだろう。これはありそうもない(低確率すぎる)。よって、人類の滅亡は近い。

 終末論法はもちろん思考実験に過ぎない。しかし、22世紀にベンヌが人類を滅ぼすかもしれないという実際的な問題と、確率・数学的な人類滅亡時期がリンクしていることは偶然というにはあまりにも出来すぎている。果たして22世紀の人類は終末を乗り越えることができるのだろうか……。

引用元「地震予知、不思議科学、UFO、オカルト、世界遺産など知的好奇心を刺激するニュースを配信 TOCANA【ガチ悲報】NASA発表「2135年の小惑星ベンヌ地球衝突を阻止できないかも…」人類滅亡ほぼ確定!? 終末論法も証明!