トランプ大統領が「宇宙軍」創立を指示

そっち系のあなたなら気になるニュースが飛び込んできました。アメリカのトランプ大統領が、ホワイトハウスで行なわれた国家宇宙会議の席で「宇宙軍の設置が必須だ」と語ったのです。

過去にはれっきとした米宇宙軍が存在してたとも言われていますが、冷戦末期の1985年から2002年かけての米国宇宙軍は、ICBM発射時の初期対応から、各種人工衛星の運用などを主な役割としています。

その後期にはインターネットにおけるサイバーテロへの対応も受け持っていました。そして現在はアメリカ戦略軍に組み込まれているようです。

トランプ米大統領は2018年6月18日(現地時間)、米軍に新たに「宇宙軍」を創立すると指示しました。
 
トランプ大統領は国家宇宙会議にて、「アメリカが宇宙空間にプレゼンスを持つだけでは不十分で、宇宙で優位に立つ必要がある」と語り、宇宙探査だけでなく国防における宇宙への関わりを表明。そして国防総省に陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊に続く6番目の軍種の創立を指示したのです。
 
国家宇宙会議ではこれまでもアメリカによる有人月面探査への復帰が語られたことがありますが、今回トランプ大統領は「もし民間企業がNASAよりも先に火星へと到達したら、それは実に喜ばしいし有名になるだろう」とも語っています。また、宇宙デブリや宇宙交通管理に関する署名もおこなています。

上記はYahoo!ニュースより「トランプ大統領が「宇宙軍」創立を指示 アメリカ五軍に新設



目次

アメリカ宇宙軍

アメリカ宇宙軍(アメリカうちゅうぐん、United States Space Command:USSPACECOM)は、かつて存在したアメリカ軍の統合軍の一つ。1985年9月23日に設立された[2][3]。2002年10月1日にアメリカ戦略軍に整理・統合されている。

アメリカ三軍における宇宙関連の部隊・機材を統合運用するために設立された。通信衛星・偵察衛星・航法衛星・気象衛星などの運用のほか、弾道ミサイル発射の早期警戒も担当していた。通信・コンピューターネットワークの運用にも責任があり、1999年からはサイバー戦の担当でもあった。設立構想は戦略防衛構想との関連もあり、統合指揮の必要性が考慮され、1983年頃より検討されていた。司令官は空軍大将が勤め、隷下の組織として、空軍宇宙軍団 (AFSPC) 、海軍宇宙司令部 (NAVSPACECOM) 、陸軍宇宙司令部 (USARSPACE) があった。

引用元 Wikipedia「アメリカ宇宙軍

議会承認なら宇宙軍は既存5軍に並ぶ第6の軍種に

アメリカのトランプ大統領が、ホワイトハウスで行なわれた国家宇宙会議の席で「宇宙軍の設置が必須だ」と語りました。宇宙分野で米国の存在感を示すだけでなく、支配的立場を構築する必要性があると主張し「国防総省に既存の5軍に並ぶ宇宙軍の整備プロセス開始を指示した」と話しています。トランプ大統領は今年3月にも「宇宙は陸、海、空と同様の戦闘領域だ」と発言し、周囲に反対されています。しかしこの件については当初冗談として発言していたことを認めつつ、「後になって良いアイデアだと思った」としています。

冗談で思いついた事柄に、あとから本気になる大統領について米国民がどう考えるのかはわかりませんが、大統領から指令が出た以上米国議会はこの話を揉み、承認が出れば国防総省は真剣に軍隊を設置しなければなりません。

実は米国にはつい16年ほど前まで宇宙軍が存在していました。したがって、いざ議会承認が出た場合であっても、再設置すること自体は、さほど難しいことではないかもしれません。

「宇宙軍」という言葉の響きからはついついSFやロボットアニメ的な世界を連想しがちですが、過去にはれっきとした米宇宙軍が存在していました。冷戦末期の1985年から2002年かけての米国宇宙軍は、ICBM発射時の初期対応から、各種人工衛星の運用などを主な役割として担い、その後期にはインターネットにおけるサイバーテロへの対応も受け持っていました。そして現在はアメリカ戦略軍に組み込まれています。

引用元Yahoo!ニュース「トランプ大統領が「宇宙軍」設置を指示。議会承認なら既存5軍に並ぶ第6の軍種に

国防長官の反対を押し切って米軍の中に宇宙軍

大統領のDonald J. Trumpは米軍の中に宇宙軍(Space Force)を作るつもりだ。この驚愕の発表は、ホワイトハウスでこのほど再召集された宇宙評議会(Space Council)の三度目の会議で行われた。

“空軍とは別に、それと同格なものとして宇宙軍を持ちたい。それには十分な理由があり、きわめて重要だ”、と大統領は言った。

昨年議会がこのアイデアを初めて提案したとき、国防長官のJames “Mad Dog” Mattisは、軍に新しい部門を作ることに反対した。

議会の第一党が昨年、宇宙戦を専門とする、軍の6番目の部門を作るという説を最初に流した(残念ながらエイリアンの昆虫の侵入(日本語Wikipedia)は防げないようだが)。そのときMattisは直ちに、そのアイデアを激しく非難した。

議会における宇宙軍構想のリーダーの一人である、オハイオ州選出共和党議員Mike Turnerに宛てた書簡で、Mattisは述べている:

省の複合的戦闘機能を統一すべく努力しているこのときにあたって、宇宙の作戦に狭くて偏ったアプローチを提示しかねない単独の部門を加えることを、私は望まない。

どうやら大統領は、その後の数か月で考えを固めたようだ。

Trumpは今や、“軍の6番目の部門としての宇宙軍の設立に必要なプロセスを直ちに開始するよう、国防総省とペンタゴンに指示している”。

【中略】

“アメリカを守るためには、宇宙にアメリカのプレゼンスがあるだけでは不十分だ。われわれは宇宙に、アメリカの支配力を持つ必要がある”、と大統領は言った。

【後略】

〔訳注: さまざまな‘宇宙セレブ’が招かれているSpace Councilに、テクノロジー界隈から参加しているのは、今のところ、Jeff BezosのBlue OriginのCEO Bob Smithのみ。〕

引用元「米軍の中に宇宙軍ができる、国防長官の反対を押し切って | TechCrunch Japan

トランプ大統領 ”宇宙軍” 創設を指示

アメリカのトランプ大統領は宇宙空間でのアメリカの防衛能力を高めるためとして「宇宙軍」の創設を国防総省に指示すると述べ、「宇宙軍」構想をめぐる議論の行方が関心を集めそうです。

トランプ大統領は18日、ホワイトハウスでアメリカの宇宙政策について演説し、「アメリカを守るためには宇宙空間にアメリカの存在感があるだけでは十分とは言えない。宇宙空間を支配しなければならない」と述べて、宇宙空間でのアメリカの防衛能力を高めることが重要だという考えを示しました。

そのうえで「国防総省に対して、『宇宙軍』を創設するために必要なプロセスを直ちに開始するようここに指示する」と述べました。

トランプ大統領は「宇宙軍」は空軍など既存の軍隊と対等な関係を目指す、別の組織だとしていますが、具体的にどのような規模や役割なのかは明らかにしていません。

アメリカの「宇宙軍」構想をめぐっては、去年も一部の議員から創設を求める声が出ました。

しかしこのときはマティス国防長官が「国防総省が経費を削減しようとしているさなかで新たな組織を増やすのは時期尚早だ」と反対する考えを示しており、今後、「宇宙軍」構想をめぐる議論の行方が関心を集めそうです。

引用元「トランプ大統領 ”宇宙軍” 創設を指示 | NHKニュース